福島の新鮮な野菜を売りたい
風評被害対策
3月30日。
朝から要望があり、福島青果市場へ行く。
福島と書いてあるだけで送り返されてくるという。
イチゴが山積みになっていた。
青ものも同様だった。
風評被害による中央卸売市場の現状と
疲弊していく地場産業。
復興には継続的な支援体制の維持と同時に、
市場関係者等へのきちんとした現状の説明と、
理解してもらうことが必要だ。
国はもちろんのこと、福島、
そして東北を取り巻くコミュニティーの意識を変える
仕組みを考えなければならない。
市場のみんなの話を聞き、
「よし私が全部売ってくる」
と決めて首都圏向けに情報発信した。
すると、あっという間に情報が寄せられた。

翌31日、野菜を売ることを決めたので
すぐ伊達市のJA伊達みらいへ行き計画を詰める。

生産者のやる気が出るようにしっかり売ってくると言ったら、元気が出た!と言って下さった
さらに梁川ふれあいセンター、

「頑張って下さい」と激励してくれ、私と一緒に物資の運び方を手伝ってくれた
梁川高校、
梁川体育館と避難所をまわり、
風邪薬を配りながら
皆さんからの生の声を聞いて歩いた。
その後相馬市に向かい、
相馬はまなす館にも風邪薬を届けながら捜索状況を確認した。
伊達市に戻り霊山中央公民館に風邪薬を届け、
JA伊達みらいで大橋信夫組合長と打ち合わせをした。
皆さんから頼りにされていることを肌で感じた。
風評被害に苦しむ福島の農産物生産者のために闘うことを決意する。
あらためて市場に行き、
売れるものは何でも売るからと訴えた。
戻り、売り場の確保と交渉を行い、
4月4日、5日の両日11時~18時まで、
有楽町の交通会館一階と、
丸の内の東京国際フォーラム中庭で、
福島県の青果品を中心とした
特産品の販売チャリティーイベントを
開催することができるようになった。
東京の人々に福島の特産品が安全であること、
そして、ひとりひとりがそれを手にとって、
耳を傾けてほしいと心から願う。
東京で段取りをしてくれた皆様に本当に感謝したい。
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