防災人材の育成を
平成26年、豪雪、広島土砂災害、
御嶽山噴火と災害が相次いだ。
政府は現地対策本部を作って、
何が必要か、
何をすれば役に立つかを考えてくれるようになった。
南海トラフ地震、首都直下地震が、
今後30年間に70%の確率で発生すると予測されている。
御嶽山で突然噴火したように、
火山だっていつ噴火するか分からない。
首都圏で荒川の決壊など
大規模な水害が起きると大変な事態になる。
災害の状況によって被害の様相は異なるし、
対応すべきことも違ってくる。
そんな時に「想像力」と柔軟な対応力が必要になる。
そのためには経験と訓練が欠かせない。
住民一人一人の意識啓発
自分の命は自ら守る
との意識に立ってしっかりとした行動をとる必要がある
と繰り返し啓発活動を行ってきた。
水害で雨が強くならないうち
暗くならないうちに
もう少し早く避難していればよかった。
土砂災害で立ち退き避難が困難な場合でもせめて2階に、
山の反対側の部屋に居たなら…。
大雪の中、自動車で出掛けなければよかった。
津波が押し寄せる中、
荷物を取りにもどらなければよかった。
等々、これまでの災害で避難行動の有無、
更にはその適否が運命を分けたケースが多い。
地域での防災訓練、
学校での防災教育をしっかりしていく必要がある。
私は東日本大震災を体験し、
その被災地対応からいろいろな事を学んだ。
そしてその後政務官(防災担当)に就任して役に立つことばかりであった。
復興、同時に防災、
減災対策が被害を少なくする。
復興以前のやるべき事も大変大切だと学んだ。
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