この道路の開通は先代亀岡高夫やお世話になった天野光晴議員の残した仕事のひとつであり私の使命でもありました。県知事選のしこりなど様々な要因から、この重要な福島の東西の軸となる高速道路はつくらないということが決められていました。初当選直後に当時の国土交通省佐藤信秋事務次官と谷口博昭道路局長と3人で話し合い、直轄代行という国が自治体の工事を代行する制度に目をつけ、「新直轄」として115号のバイパスとして高規格道路(自動車専用道路)として工事を行う方針を定めました。高速道路はつくらないという決定がケガの功名となり、バイパスという位置づけになり無料で通行できる道路をつくることができました。当初は阿武隈東道路として一番交通難の範囲から工事が進められていましたが2011年に東日本大震災に遭い、復興支援道路と位置付けることにより10年間で開通させることができました。これだけ早く開通した道路はない!と言っていただける事業となりました。
この福島~相馬だけではなく、福島~米沢間についても仕事をさせていただきました。道路を実際に走っていただいた方はお気づきかも知れませんが、トンネルと高架橋が長距離に渡り続きます。こちらの予算取りについても復興予算の位置づけをバックに尽力させていただきました。特に中野のトンネルは日本で一番長いトンネルとなっております。完成の式典に出席した際は非常に感慨深いものがありました。
※令和3年4月24日更新
東北中央自動車道(相馬~福島)が全線開通しました。
長い年月をかけて事業化、着工、この度の開通となりました。これまでの思い出を振り返り感慨に浸る中、この喜びを関係者の皆様と分かち合いました。
物流効率化による農業などの地域の基幹産業の支援、迅速で安定した救急医療活動の支援といった整備効果が期待されますが、ここはスタートであり相馬港の整備をはじめ、地域ごとの発展を促し産業を活性化させ、福島ならではの広域連携を展開できるよう今後も皆で頑張りましょう。
来賓で招かれた市町村長の皆様が「おめでとう」ではなく「ありがとう」とおっしゃっていたのが全ての思いを表していたように思えます。この事業に関わられた、そして応援してくださったすべての皆様、本当にありがとうございました。
現在、相馬~霊山間の33.5kmが開通 そして伊達桑折IC~桑折JCT間2kmが、令和2年8月2日15:00に開通しました。
これにより東北自動車道と国道4号が東北自動車道により接続されます。
全線早期開通へ向けて引き続き取り組んで参ります。
平成29年3月26日 東北中央自動車道(福島相馬道路)阿武隈東道路が開通!
国道115号阿武隈東道路の整備については平成17年初当選直後に取り組んだ事業でした。
この道路は県都福島市と相馬港の接続など物流の要になるだけではなく、
相双地域から高次医療施設へのアクセスなど重要な路線ということで当選後すぐに自動車専用道路として事業化したことにより、復興支援道の他区間に先駆けて開通することができました。
東北中央自動車道(相馬福島道路)は、常磐自動車道と東北自動車道を結ぶ約45㎞の自動車専用道路(無料)であり、東日本大震災からの早期復興を図るリーディングプロジェクトとして位置づけられています。
全線の早期開通へ向けて全力で取り組んで参ります!