活動報告

副大臣公務

学校を魅力に溢れる場所としていくための取組2(文部科学副大臣1年間の活動を振り返る7)

◆「魅力ある学校づくり」タスクフォース

学校教育における重要課題であるいじめ・不登校問題については、私がタスクフォースを率いて対応することとなった。不登校対策やいじめ撲滅は、これまで
も取り組まれてきたが、それでも解決はされていない。ゴールのない戦いではあるが、取組の手を緩めるわけにはいかない。学校でのいじめ等が自ら命を絶ってしまう原因となってしまうようなことは決してあってはならない。
打合せの段階から求めたのは、これまでのやり方や考え方を踏襲していてる限りこれまで以上の成果が出るわけがないということだ。まずは、目標設定に手をつけた。「いじめ・不登校に対応する」のではなく、いじめや不登校が起きようのない「魅力ある学校を創り出す」ことを目標とした。そうすれば、おのずと教員の姿勢、指導の工夫、校内外の連携など学校運営全体を捉えて課題に取り組めると考えた。
方法論についても、本当に子供達を守るためには、きれい事だけで議論をしていてはいけない。学問的に正しいことに依拠するだけでなく、現実問題に対処するためにあらゆる手段と向き合うことを投げかけた。そうすると人それぞれに価値観が異なり衝突もある。しかし目的が同じなら議論の中でぶつかっても構わないと問題意識を投げかけ続けている。「必ずや子供達を守る」という灯火が文部科学省内に宿っていると信じたい。

タスクフォースでの議論の様子。
文部科学省職員には徹底して「何のための仕事か」を頭に入れて対策を考えるように求め、議論を投げかけた。

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